福岡 コンドーム試触会 レポ
こんばんは!
2月8日(土)。
これに行ってまいりました。
(体調死んでたので、レポが2週間以上過ぎてしまいましたが…笑)
株式会社YOUIさんが主催のイベントで、コンドームソムリエAiさんが来られ、コンドームの解説をしてくださりました。
コンドーム試触会!?
といって全くイメージできませんでしたが、実際言ってみると、とてもいいイベントだったなあ…と思ったので共有させていただきますね。
ガッツリ男子向けにも書くぞ!!! 男子ついてこい!!!
軽いノリでいいぞ!!!! 下ネタ大好き! のノリではじめはいいから読んでみな!!!!!
・コンドーム、みんな選ぶ?
本イベントは前半の部でコンドームに触り、後半の部でコンドームソムリエAiさんのトークイベント…という構成。
僕はそもそも「コンドームについてとか考えたことねえなあ」と思ったので、行きました。
普段だってそんなに皆さん、コンドーム選ぶでしょうか????
そら、安物の二束三文のコンドームだとゴムくせエから多少マシなの買うか、ぐらいなら意識するんでしょうが、ぶっちゃけ近くのコンビニで買えたもんをぶち込んでいくのが関の山。
だってどれがいいかわからんし。
男子の中じゃなぜか「サガミオリジナル」だけは多少名前が売れてて、「とりあえずサガミ買っとけ」を信仰しており、だいたいサガミを買い続けてる。
それで特に困っていなかったもんだから、「まあ、これでいいか」くらいのものだった。
たまーに変わったもんに出会ってもちゃんと意識してなかった。
買い溜めもなんか怖い(放置癖があるから、ほたっといて劣化したやつを使う羽目になる気がして買い溜めできない)ってのもあって、その場で買うのが基本スタンスだった。
けどそもそも、コンドームのことどんだけ知っているんだろうか?????
というわけで、ご紹介してまいります。
・めっちゃ色々あるよ、コンドーム
今回のイベントでもらったものです。
もらいもの!?多いな!??!?と思った最初。
いやそれ以前にコンドームこんなに色々あるんか…と。
とりあえず、会の中で出てきたもんをじゅんぐりに紹介していきましょう。
会の中ではモノに見立てたヤツにコンドームを実際に付けてみてどんな感じか見ていく感じでした。
絵面がウケるな。
この会ではコンドームを一個ずつ触っていく。
ここでAiさんからコンドームについてアドバイスが2つあって。結構参考になったので共有。
①コンドームの袋は全部きれいに切ること
ほら、ギザギザの袋、ギザっとなってるところからぺりっとやりますが、切れ端が袋とびみょーにくっついたまんまの状態でゴムを出すと、その切れ口でコンドームが切れることがあるそう。
なので、ちゃあんときれいに切って、袋と完全に切り離さないといけないとのこと。気を付けましょう。
②コンドームの裏表は中指で判断せよ。
中指が感覚がするどいので、中指で触って感覚を確かめよう!ということ。
ちょっとわかりづらいんで解説しましょう。
これが正しい状態です。これコンドームを横から見た図ですが、このまま中指を押し下げたらそのままつるんとゴムを被れますよね。
このくるくるまかれているところに「段差」を確かめることができると思います。
しかし…
このように逆向きだと、「段差」を感じず、つるんとなっている状態です。
このビミョーな違いが、中指じゃないとわからないとのこと。
コンドーム、僕も何度か裏表わからず四苦八苦した…。
なので、このやり方、おススメです。よしなに。
というわけで、さっそくコンドームの色んな種類を見ていきましょう。
①プレミアムゼロゼロスリー ビバジェル
まずはこちら。
ビバジェルなるものがついているコンドームとな。
ビバジェルなんやねん、という説明を見てみると…
※「ビバジェル」とは、スターファーマー社(オーストラリア)が開発した製品『SPL7013』(ASTM E1052準拠試験にてHIV・HSV(ヘルペス)に対し抗ウイルス作用が確認された活性物質)を配合したジェル剤です。
ただし、臨床における抗ウイルス作用は確認されていません。
抗ウィルス剤がついとるコンドームとな……
そもそも、コンドームつけてOK! というわけでもないのな…
あっそうか、あくまでも「避妊具」であって、性感染症をがっつり予防できるものでもないのか…とハッと気づいた商品でした。
けっこうぬるぬるしてて、がっつりジェルついてた。けど別に普通のジェルだったので、においやさわり感じは特に気にならない感じ。
②サガミオリジナル 0.02ミリ
僕らのサガミさん!!!!!!
これ結構有名なんじゃないでしょうか。
で、これまあ薄いんですよね。
だからセックスした時、体温めっちゃ伝わりやすい。
これは僕もオススメ。
ただ、これそれだけじゃなくて、容器が個包装で、かつ、なんかあれです、コーヒーのミルクのやつみたいな。あんな容器になってて。
何が言いたいかと言うと、裏表がはっきりわかって、かつ袋切るタイプじゃないからぜったいゴムに傷がつかないってやつなんですよ。
あ、それ僕使っているとき気づかなかったな。
これは僕もわりかし好き。オススメです。
③SPIRAL インスパイラルS
これ、回転してます。
?????
いやどういうことだ。写真見てみましょう。
空気をいれて直立させてる写真があるので。
右から2番目。
いやだめだこれうまく撮れてない。
図示しますね。
通常コンドームってこんな感じできれいにまっすぐになってますね。
それは写真のコンドームを見たらだいたいおわかりでしょう。
しかーし!こんかいのコンドームは、こんな感じでなんか非対称になっているのである。
なんで???
それがなんか人間工学的にイイらしいとな…
そのうえなんかひねりがかかっているらしい…
厚さ的にはふつうくらいで、そんなに薄くないんだけどとてもいいらしい。
うーんこればっかりは体感なので使ってみるしかないな。
④SKYN
これねー、めっちゃ触りごごちいいんですよ。
触ってみるとすごいなんかこう、やわらかい。
他のコンドーム、なんか「ゴム!!!!!!」って感じがするんだけど、
あんまりそんな感じがしない。
めちゃくちゃなんか柔らかいんですよね。
だからお互い心地よいらしいとのこと。
薄けりゃいいと思ってんだけど、形とか材質とか、いろんなもんでコンドームも試行錯誤してるのな。
広告貼ったけどこれ普通にサイトで無料配布してるやん草↓
とりあえず使ってみて感想ほしいなー。
⑤ZONE
新感覚、ステルスゼリー。
何それかっこいいな?????????
これ、ゴムにめちゃくちゃジェルついてます。
くっそついてます。
手めっちゃべたべたになります。
反面、それがめちゃくちゃスムーズな挿入とセックスにつながるみたいで、それが生感覚になるらしいとのこと。
しかしAiさんによると「ぶっちゃけなんでこんなに気持ちいいか担当者もあんまりわかってない」らしい。どういうことやねん。
⑥findom
これちゃんと写真ありますよ。
マジックの横に細い袋がありますが、これがfindomです。
指に付けるんです。
そういえば、指をいれるときに「爪を切って」とかよく言われるが、僕ら男は入れられた経験がないから、入れられる側がどう痛いかとかあんまりわかってなかった。
ただ、手が汚れたりしててもいたいらしい。
(でもたしかに、汚れた手で自分のブツを触っても痛かったりすることある…)
そういったことを防ぐために、前戯で指につけるものです。
なーるほど。
たしかに、これなら前戯もスムーズにいくのかも。
特にあんまりセックス中に感想素直にくれる人っていないので、こういうの必要な気がする…気づかぬうちに相手は痛いけど黙ってるだけ、とか…
・コンドーム、真面目だな、と思った
ここまで見て、まずいのいちに思ったことはコンドーム会社めっちゃ真面目やなと。
ぶっちゃけ、性に関する男子向け情報って、コンプレックスクッソ煽る広告ばっかりなんですよ。
ちんこが30cmになります!!!!!!!!!
女イカセまくれるテクです!!!!!!!
最強モテチンアプリ!!!!!!!!!!!!
ぶっちゃけそんなんばっかです。
だから勝手にそれにかかわる情報自体、あんまり信用してなかったんですが、コンドーム会社、いや会社なら当たり前なのかもしれないけど、真面目だな…としみじみと思った。
本当に気持ちよくなるためにはどうすればいいかをちゃんと研究しているんだなと…。
あと、セックスについて、けっこーテクニックの話ばかりが男子の中でされたりする。
てか、テクニックの良し悪しの話しかしないし、気にしないけど、そもそもコンドーム選びもかなり重要なんでは??????
というのは改めて思わされました。
Aiさんも「最初はコンドームのせいにしちゃっていいよ!!!!」とも言ってました。
道具にガンガン頼っていって、「うーん、このゴムのほうがいいかも」とか、そういう感じでセックスの話していくのアリだなと思いました。
この会通じて、Aiさんは「エンタメ半分、真面目半分」とおっしゃっていて。
それは僕も納得するところだなあと思いました。
ゴムをつけましょう!!!!!!!!!!!
という啓発活動ももちろん大事なんだけど、”楽しく”付けましょう!
というエンタメが入ってくると、「はえー、こんなんあるんか、使ってみよ」と言う感じで、「啓発活動あるからつけなきゃ…」みたいなネガティブ方向ではなく、ポジティブにコンドームをつけることができる。
単純にセックスを楽しくしたいのよ。
それについて、「生が最高っしょ」と「サガミいいらしいぜ」くらいの情報しか男には備わってない。
それでセックス楽しめるのか????????
うーん。もやもや。
という悩みがあったので、今回の会はとてもよかったなあとしみじみ思いました。
・男性も欲しいのでは!?という情報がたくさん
他にも気になる商品が、会場には飾ってありました。
これこれ。
TENGA???????
オナホやん、草。
と思った男子諸君。
真面目なTENGAなんやこれは。
どういうことかというと、「早漏改善TENGA」なのじゃこれは。
締め付けが5段階違うTENGAがあって、それを段階的に使うことで徐々に射精までの時間を長くしていくという。
TENGAこんな真面目なことやってんの!?!?
ということにみんなわりかしびっくりしたじゃろう。僕もびっくりした。
早漏とか遅漏とか、絶対男子の中でからかうだけだし、包茎とか以上に、治療とかそもそもできるんか?????? わからん、2chまとめでもみるか、とかそんなレベルでしかわからんので、これわりかし欲しい男子多いんじゃなかろうか…
ネットで買えるんでどうぞよしなに。
・終わりに
これから男子向けの性の発信、TENGA、コンドーム含めてやっていきたいなと改めて思った次第でした。
というのも、まだまだ性の情報発信で女性のほうが多く、男性でもやっている方はもちろんいるんですが、僕の目につく範囲だと女性のほうが目立っている感覚。
まあ、性の話なんで目立たせる必要はないかもだけど、なんかうまく色んな層に届けていきたい。
男子でこういう情報欲しかったり、悩み相談したいけど言えない…!
という男子多いんじゃなかろうか。
まあ、最初は「TENGAウケるwwwwwwwww」みたいなノリでもいいので是非是非興味をもって調べてみてほしい、つかってみてほしいなーと思った次第でございます。
今回は、Aiさん、YOUIさん、貴重な経験をさせていただき、どうもありがとうございました。
福岡 性の哲学対話 第一回 開催レポ ~性欲とは~
こんばんは。
福岡での、性の哲学対話、無事第一回が終了いたしました。
(そもそも、「性の哲学対話ってなんじゃらほい」って人は↑の記事みてね)
冷泉荘様、ありがとうございました。
ならびに、参加いただいた皆様ありがとうございました。
ではでは、今回のレポを交えながら、今後哲学対話をどうよくしていけばよいか?
今回の会でよかったところ、もっとよくしたいところとかを語っていきます。
ふりかえり
まず今回の話の流れをざっくり振り返っていきますね。
参加者15名(僕含む)、男女比=8:7と、意図せず男女比が半々になったのはよかったところ。
参加者は大阪からも来たりしました(びっくりした)。
今回のテーマは「性欲とどう向き合うか」でした。
会の流れとしては、まず進行方法を説明しました。
↓こんな感じの紙資料で。(著作権フリーです。自由に使ってね)
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まあこんな感じの説明資料を使いました。
(しかしこれだけではどうもまだまだ分かりづらいので改善の余地あり)
それで説明した後は、問いを皆に出していただきました。
皆ひとりひとつ出そうかなとも思いましたが、会場の意見から挙手制で出していただく形に変えて。
以下のような問いが出まして。
多数決の結果、性欲と罪悪感で決定し、会が進められました。
「なんで性の話をすると怒られるんだろう?」
「小さいころ話したら怒られたよね」
「けどいくつかを過ぎると武勇伝になるよね」
といった話が出まして。その後「罪悪感」の話に移行していき。
愛していない人としかセックスしちゃだめなのかとか、前戯はする、しない、の話になったり。
僕は個人的にこのあたりで出た、「相手の裏の顔が見たくてセックスやってるんじゃないかな」みたいな発言がちょっと気になりました。
裏の顔かあ…なるほど。
そのあと恋愛やオナニーの話にいったあと…あっというまに2時間が過ぎ去りました(延長しまくりました)。
よかったところ
かなり発言は活発に出ました。
色んな方が発言されており、発言を抑圧するような方や、暴言を吐く方もおらず、平和に進行していきましたので、参加者の皆様のご協力にとても感謝しております。
ただ、それにしても皆さんめっちゃ話してくれるな!?とびっくりしました。
案外結構突っ込んだ話が(もちろん詳細は秘密ですが)出たので楽しかったですね。
やっぱりそれだけ、「性の突っ込んだ話をみんな真面目に語りたいがどうすれば…」と思っているんじゃないかなということを再度認識しました。
切実な悩みがいくつか飛び交っていたし、おそらくそれはなかなか人に話す機会がなかろう、という悩みもありました。そういった悩みを初対面の人々に話せるというのは、めっちゃいい会だったということなんじゃないでしょうか(語彙の喪失)。
普通初対面の異性に自分のセックスの話をできるでしょうか????
そう考えると、本当によい空間だったなと思いました。
けっこーみんな自分のセックス観とか、オナニーとか、初体験の話とか、いろいろしてましたね。
やはり哲学対話、つよい…このルールあるとけっこう行けるな、と改めて実感しました。
そこの発言バランスもわりかし男女半々だったのかな?少し女子多めかな?という感じ。なかなかこういった話は話しづらいので、何人かが中心になって話して終わっちゃうかと思ったんですが、そこに関してはうまくいったのかなと思いました。
まとめたり、発言自体が苦手な方も発言してくれたのでよかった。
そういうところであんまりためらいが出なかったのはよかったかなと。
結構話が続き、最終的に15:30終わりの予定が30分くらい続き、その後も参加者とカフェでずっとしゃべっていて……とても有意義な時間でした。
みんなかかったエンジンとまらん感じで、カフェで19:30くらいまで話していましたがそれでも止まらず、結局23:00ぐらいまで残った人と話していました笑。
よりよくしたいところ
・議論が発散しすぎた
・議論が深まらなかった
ちょっとこの2点が気になり。
というのも、今回話が出たはいいんですが、例えば、僕が以前東大で参加した「性の哲学対話」では、「相手の経験人数がなぜ気になるか」だったのですが、会が終わったあとも、しばらく、経験人数周辺の話が頭の中でもやもやと、いい感じに脳内を巡っておりました。
つまりは、僕の思考を刺激していたわけです。他人の話を聞いて楽しかった!というよりも、そちらのほうが先行しておりました。普段は他人のおもしろい話を持ち帰ろう!と思って聞きに行くんですが、相手の思考や、自分と相手の思考の差異とか、そういうののほうが気になって、「おもしろエピソード」を持って帰ったというよりは、まさに「思考」を持って帰ったというか、そんな感じでした。
しかし、今回僕が終わったときは、「他人のいろんな話を聞けて楽しかった!」という感覚でした。
むむむ。
いや、これ自体はいい事なんです。そもそも、性の話はおおっぴらにできない、いろんな人が話す場を、といったのが最初のスタートラインだったわけですから。
ただ、それならやること分けたいな、と思うわけです。
「性の語り場」と、「性の哲学対話」を別個に分けたいな、と。
ここでいう「語り場」は、いろんな人が話を語り、ただ聞いているだけでも楽しい、つまりは観客と演者のような形になってもよし、演者だけであってもよし。そんな場かなとふわっと思っています。
一方哲学対話は、二村先生の言葉を借りると、「一つの脳になって考える場」だと思うのです。
つまりは、聞き専の人であっても、語り中心の人であっても、全員が考える刺激を得られる場であってほしいなと思うのです。
聞き手も、一方的な観客、演者と壁を隔たった存在ではなく、全部が一体となる感覚が欲しいのです。
しかし、語り手を制限する(発言何回までとか、時間どこまで、とか)のも違うし、聞き手に強制させる(発言しろとか)も違うし…とちょっと悩んでおりました。
それで、終わった後にしばらく何日か悶々と考え、はっと気づいたのは、哲学対話のこのルールです。
お互いに問いかけるようにする
僕はこのルールがうまく浸透しきれていなかったなと思いました。
僕の中でも、このルールがどういう意味合いを持つだろう?というところがうまくハマっていませんでした。
問いかける、とはどういう感じじゃ、と言いますか。
僕なりの答えを提示すると、「なるだけ疑問形で終わるように」ということじゃないでしょうか。
みんなが語りたい!という場では、話がブツ切りで終わります。
どういうことかというと、「僕はこうでした!」で終わるのです。
じゃ、疑問形で終わらせてみましょう。
「僕はこうでした!皆さんはどうですか?」
この、「皆さんはどうですか?」が、語り優先だとついつい抜けちゃうのです。
なので、私はこう、僕はこう、で、話がつながっていかず、無限に発散しちゃうのかなと。
これは「自分のエピソード語りたい!」という人だけではなく、他の方のエピソードを聞いて、「このエピソードは…こういう考え方だ!!絶対そうだ!!」と、ついつい「答え」を求め、自分の気づいた答えを言いたくなっちゃう人にも必要かなと(これ僕だ…)。
それなりの「答え」を提示したら相手は一見満足するかもですが、ここは一対一の場ではないので、それじゃ勿体ないですね。
しかも答えっぽいものが出てしまって、相手がなんとなく満足してしまうと、ほかの人も話を入れずらい。その「答え」を持って、議論がそこで終了してしまう。
これに関しても、「皆さんはどうですか?」を最後に入れるだけで、全然違いますね。
そこから「いや、それは答えじゃないかも」とか「おおむね合ってるけど、これも追加したら?」と話が広がっていく。
あくまでも、哲学対話。「皆が一つの脳となって考える」ためには、これが必要だったのかな~~~と、ふと思いました。
あとはテーマが多少広すぎたかなあ…とも思いました。
もう少し絞ったテーマならよかったかもです。
特に、このテーマだと
・恋人やセフレなど、相手との関係性の中での、性欲の悩み
・オナニーなど、一人で消化する性欲の悩み
の二つに分かれてしまい、前者の話が盛り上がりすぎると、相手がいる前提となり、後者が話しづらかったりもするのかなと思いました。
次回以降は…
さて、ひとしきり反省したところで、次回をどうしようかなと。
次回はちょっと会を長く取り、
午前の部…性の自分語り会
午後の部…性の哲学対話会
としようかなと思います。
テーマは募集します!!
ので、コメントでもツイッターでも意見いただけると助かります。
(参加者じゃなくてもいいよ)
あとはレジュメのブラッシュアップですね。
できるだけ一発で分かりやすくなるようにしたいなと思っています。
今回のことではっきりわかったのは、やはり、”性の話をもっと話したい” ”性の話をもっと聞きたい”と、純粋に悩まれている方がままいるということです。
これだけ人生で関わることなのになんでこんなに話しにくいねん、もやもや、という想いです。
だもんで、これからまだまだ継続していく予定ですので、今回来れなかった方もぜひぜひ次回以降来ていただければと思います。
この度は参加いただいた皆様、ならびに、ツイッターでRTしてくださったり、参加を呼び掛けてくださった皆々様、ありがとうございました。
また、このきっかけを与えてくださった、「こじらせ東大生の恋愛相談会」の方々、二村ヒトシ先生、ありがとうございました。
また、参加いただいた、株式会社YOUIの方々、ありがとうございました。
この株式会社YOUI様が立ち上げられたコミュニティセンター「ユウアヒア」にて、2/8、2/9にイベントがあるそうです。
みなさまお久しぶりです!
— ユウアヒア(YOU ARE HERE) (@9Gathering) 2020年1月9日
YOUIが新たな拠点として、コミュニティセンター「ユウアヒア」を4月に開設します。そのユウアヒアのプレイベントとして、2/8、2/9にコンドームソムリエAiさんをお招きして「コンドーム試触会」を行います。
詳細はこちら!https://t.co/8e1Y9k4mkW pic.twitter.com/UH2Z8UUSMp
なんの縁か、僕が今回イベントでお借りした冷泉荘に「ユウアヒア」ができるそうで(マジで偶然、というか僕が明らか後発なんだけど、知らなかった)。
コンドームソムリエAiさんをお呼びしてのコンドーム試触会とのこと。
僕も行きますよ~~~~~。
また、なんとなんと大阪から来てくださったうんのよしこさん。
本当にありがとうございました。
うんのさんは今回の哲学対話をいたく気に入っていただけたようで、今度「性の哲学対話BAR」をやるとのこと!今回のイベントでめっちゃいい~と思っていただけたようで。
2月から、大人の保健室BARは性の哲学対話BARになります。
— うんのよしこ@ゆるなん・ゆる婚推進派 (@yoshiko_TT7th) 2020年1月27日
梅田エデン@ebe_umeda にて。
「結婚」〜夫婦と性〜
●チャージ1500円●
ワンドリンク
カレーorスープ
お惣菜2種付き
●追加オーダー●
ソフトドリンク500円
アルコール700円
お惣菜 500円~
詳しくはこちら↓https://t.co/5neIH7RI1T pic.twitter.com/wt2BR50Fw0
こうやって、ほかの方々によい影響がどんどん広がっていくのをみると、やっててよかったなあ…としみじみいたします。
ではでは。またまた。
おまけ
終わったあとのカフェにて。
男性の参加者に二村ヒトシ先生「すべてはモテるためである」の愛読者がおり。
その男性は「モモレンジャー」の話をしていました。
自分の性格は、色んな人格がいて。いわば戦隊モノ。レッドとかイエローとかブルーとか。んで、モテるには、その中にいる、「モモレンジャー」、いわば、女性的な人格。自分の中の女性人格に好かれるようにしましょう、という感じの内容だったかな。
しかし、彼は「自分の中のモモレンジャーが完ぺきすぎて、もうモモレンジャーでいいや、女性いらねってなってしまう…」と悩んでおりました。モモレンジャー強すぎる。
↑これね。
↓これ好きな人もいた
↓東大の哲学対話を監修されており、哲学対話を広められている梶谷教授の本
イベント告知:第一回「福岡 性の哲学対話」 ~性欲とどう向き合うか~
こんにちは。
今回はイベントの告知でございます。
福岡 性の哲学対話 第一回!!
ということで。
(僕が)待ちに待った哲学対話です。
(2020/01/08 23:00 現在)
日時:1月26日(日) 14:00~15:30(最大16:00まで)
場所:リノベーションミュージアム冷泉荘 B棟 レンタルスペース小
アクセスはhttp://www.reizensou.com/access/
参加費:500円(場所代として)
テーマ:~性欲とどう向き合うか~
※イベントに関しての詳細の問い合わせはすべてばしこ氏(ツイッター(@wahoo910)またはメール:ishi84ko@gmail.com)へお願いいたします。冷泉荘へ直接の問い合わせはおやめください。
場所は初めてくる方はわかりづらいと思うのでフリップ持って入り口立っときます
参加は自由、女性もいらっしゃいますし、男性(ぼく)もいます。
性自認は誰でもウェルカムです。
参加の比率(女性多め、男性多めとか)を見てからの参加でも結構ですので、まずはツイッターかメールにて問い合わせください。
また、匿名での参加可能です。
飛び込みの参加もオーケーです。いつまでに予約を~とかもありませんので。
気軽に。けど真面目に。哲学対話。
みなさん、性について。自分の性器のこと。彼女、彼氏とのセックスのこと。夫婦でのセックスのこと。性欲のこと。性癖のこと。性の悩み…
こんな話を、真面目に語ったことがあるでしょうか。
性について、からかいだとか、笑いの中でしか話せてないんじゃないでしょうか。
性はタブー、アングラ、笑いのネタ…
そういうところから脱却し、東京大学梶谷真司教授が考案した「哲学対話」の手法を用いて、性について真面目に話してみませんか。
以下のルールを守れば、誰でもできます。
ルールと言っても、むしろ「こうしていいよ!」という「許可」の意味合いが強いですけれど。
・何を言ってもいい
・人の言うことに否定的な態度を取らない
・聞いているだけでもOK
・お互いに問いかけるようにする
・知識ではなく、自分の経験に即して発言する
・話がまとまらなくていい
・意見が変わってもいい
・分からなくなってもいい
・嘘を言ってもいい
・何をいってもいい
なんか変なこと言ってる…僕/私の発言は変だ…議論の流れと違う…
僕一人だけしゃべりすぎている…
そういうことは気にしなくていいです。何を言ってもいいですから。
・人の言うことに否定的な態度を取らない
何を言ってもよい、といっても、否定的な態度だけは禁止です。
「お前はダメ!」ではなく、「なぜ僕はそれにダメだと思ったのか?」「この”ダメ”という想いは、分解するとどういうことか?」と再考して、砕いて、できるだけ柔らかい言葉で話しましょう。
・聞いているだけでもOK
ROM専OKです。主催者含め、発言しない人に発言を促したりしません。
・お互いに問いかけるようにする
これは「否定的な態度を取らない」ためのコツでもあります。
自分からしたら全然理解できないなあ…という方の発言に対して
「ここの部分、詳しく聞いてもいいですか?」と、深堀りしていきましょう。
わからない!で終わり、ではなくてですね。
・知識ではなく、自分の経験に即して発言する
重要です。
参加者に2人医師がいて、のこり8人一般人だったらどうでしょう。
自然に2人の性に関する医学的知識を聞くだけになっちゃわないでしょうか。
また、2人で議論が白熱し、8人おいてけぼり…
そんなことにならないよう、極論6歳児と50歳のおっさんが対等に話せるように、自分の経験や主観から語っていきましょう。
わたしは性について最近考え始めたばかり…知識もない…
そういう人にこそ、考えるきっかけを持ってほしいので、ぜひぜひ、知識とか、考え方とか、そんなの気にせずにお越しください。
・話がまとまらなくていい
何を言ってもいいので、まとまらないうちに発言してOKです。
・意見が変わってもいい
哲学対話で色々得て、途中で意見が変わることもあるでしょう。そういうものです。
ディベートではない。答えを出す会でもない。ので、全然OK。
・分からなくなってもいい
話が分からなくなっても、話している途中に分からなくなってもOKです。それについて聞いてもOKです。何でも自由です。
・嘘を言ってもいい
今回の性の哲学対話のみにくっついてるルールです。
自分が性について語るときに、いろいろ話しづらいけどちょっと話したい…ということもあるでしょうから、例えば、「自分が経験した性の話で…」とするところを、「これは大学の友達の話なんだけど…」とかえるくらいの嘘はOKです。
※基本的に発言は自由ですので、性についていろいろぶっこんだはなしが飛び交うと思いますので、参加者はその点ご了承ください。ついては「普通世間でいきなり「ちんちん」とか言ったらセクハラだよね…」と思っても、あなたが、真面目にちんちんの話をしたいのならOKです。
ただし、直接的に、一人から話を執拗に伺い、それを相手も嫌がっている、など(例えば性の経験をAが話し、Aが「これ以上は話せません」と言っているのに、「教えてください」としつこく聞き続ける、など)、悪質な行為、かつ、意図的な行為と判断した場合は警告をし、それでも改善されない場合は即刻退場を命じますので注意願います。
詳しく知りたい方は、以下の、僕が東大で体験した性の哲学対話レポートをご覧ください。
それで、今回は「性欲とは」についてお話します。
性欲とはなんでしょう。
恋とか愛とかとは、違うんでしょうか。
いや混じるでしょう。
いや違うでしょう。
性欲って何に向くの?誰に向くの?
これどうすりゃいいの?
色々あると思います。
そういった悩みをお話していきましょう。
(もちろん、悩みでなくても、疑問でも、一般論でも、構いません)
以上です。
定員20名くらいです。
いまんところ県外からも参加者き始めているので参加希望はお早めに。
「えっ全然どういう話していいのかな…」
「こういう不安がある…」
「途中参加いいかな…」
なんでも結構です。
まずはご連絡を。
男目線の、性愛お悩み相談室:彼氏がEDなのですが・・・
男の性の知識、まだまだ情報開示や分析が足りていない!
そしてなにより、「イキりなしの、主観で、どう思っているのか?」という情報はなかなかみんな話してくれない。
そんなところに着目して、「男が主観で性にどう思っているか」という観点からお悩みに乗る、「男目線の 性愛お悩み相談室」
はじまるよ。
はじめに:この連載について
本件、「性に関するお悩み相談」とうたってはいるものの、僕は医学的知識があるわけではありません。
じゃあ、このお悩み相談では何を話すの? というところですが、「主観」を話します。
えっ!? と思うかもしれませんが、もちろん医学的アプローチが必要なお悩みもあるでしょう。
しかし、僕はある程度、そこは今ある情報で解決できそうかなと思っているのと、医者ではないためどうしてもコピペ回答になってしまう。
じゃ、僕にできる事と言ったら、やっぱり、主観で語ることだと思っていて。
男性はかなりプライドが高く、なかなか性の話を、イキりや自己嫌悪なしで、フラットに語ることって難しいよなあと思い。そしてそれが身近な人ならなおさら。
ついては、あくまでも「こういった時、男ってどう思うのか?」という主観の情報の開示がなかなか足りてないよなあ、という点に着目して、自身の体験や主観を開示することに重きを置いています。
だもんで、「これが解決の最善策!」というよりかは、「男性って、こういう風に考えるのか~」というところの一助にしてもらえればなと思います。
相談内容:彼氏がEDで・・・
相談者 J.Gさん(仮名、女性)
お悩み:彼氏がEDでどうすればいいかわからない…
ばしこさん、はじめまして。
タイムラインで見かけた「おっぱいに幻想持ちすぎ問題」の記事でばしこさんとゆにしもを知り、「男性目線で男性の相談に乗る場所」というコンセプトに感銘を受けました。
私は女性(20代半ば)なのですが、取り扱ってほしい「男性の体についての性の悩み」があり、DMを送らせて頂きました。
ぜひご一読いただけると幸いです。
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最近お付き合いを始めた男性(20代前半)がEDで、セックスがうまくいきません。
毎回いざ挿入、という段階で途端に勃たなくなってしまい終わってしまいます。
彼が「最後までできなくても嫌いにならないでほしい」と辛そうに言うので私も心が痛く、なにか治療の支えになれればと思っているのですが、上手な関わり方が分からず悩んでいます。
彼と付き合い始めてからEDについて調べたり考えたりする機会が増えて思ったのですが、
・「男性のプライドに関わるデリケートなこと」な為、情報を共有している患者が少ない
・ED治療が保険対象外であり高額なため、経済的余裕のない若い人ほど通院をためらう
・身近な男性に相談するとからかいの対象になりやすい
…など、かなり悩むポイントが多い病気だと感じました。
私の彼も、大学の男友達に相談したところEDにちなんだあだ名をつけられたと話しており、思わず憤ってしまいました。
彼の立場を想像しただけで精神的にキツいので何かしてあげたいんですが、私から通院を勧めるのもかえってプレッシャーかと思い、なにもできない状態が続いています。
このまま「彼はEDを治したい」、「私は彼を手助けしたい」と2人で焦り続けていると、関係も気まずくなっていってしまうのではないかという不安もあります。
彼へプレッシャーを与えない自然な関わり方をしたいのですが、どうしたらいいでしょうか?男性目線のご意見を頂けると嬉しいです。
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こういったことを茶化し無しで誰かとお話しできる機会が欲しかったので、ゆにしものようなサイトができて嬉しいです。
ばしこ:
こんにちは。
EDのお悩み…難しいですよね。男がどう思っているか?どう直したか?
そこの男性側からの開示ってなかなかないですからね……
ちょっと長くなるので、簡単に分けてお話させていただきます。
①僕が実際立たなかったとき、どうしてもらったら楽だったかの体験談
(これはそちらの相談内容をいったん置いておいて、僕の体験談をお話します)
以上、2点です。
①僕が実際立たなかったとき、どうしてもらったら楽だったかの体験談
僕が実際たたなかったときがありました。高校3年生くらいですかね。
といっても、そんなに長くなくて、3か月程度だったのですが、それでもそれ以前まで普通に立っていたのでよくわかりませんでした。
ただ、相手の女性が本当になんにも気にしないタチで、さらっと「あー、まじ」と一言いう程度で終わっていたので、自然と治っていましたね。
そん時は本当に原因不明すぎて、例えば、包茎なので立つときに痛みがあるとか、例えば、腹筋が弱いとか(あんまり腹筋あたりの筋肉が弱いと立ちにくい)、そういうんでなく、なんか全く立たないときがあります。
セックスの時はどうしても「立っているかいないか」を盛り上がりの一つの度合いとして判断されちゃうと思っちゃって、やっぱり焦るんですよね。「自分はその気があるのになんで…!?」みたいな。心と体がバラバラなんです。で、自分もそれまで、「心と体は連動しているんだ!」(女の子は感じたら濡れるし、男の子は興奮したら立つ、といったもの)という思い込みがあったから、余計に、なんだか心を見透かされているというか、心をひけらかしているようで、とても怖かったですね。
だからほとんど気にされないのは逆に楽でしたね。
ただ、その時なんで治ったか?はイマイチわからず。勝手に治っていましたので、これが一概にいいかどうかは定かではありませんが、少なくとも自分は気が楽でした。
僕もそうやって、軽くしかなったことがないので、①だけだと参考にならないので、いろいろご進言させていただきますね。
>彼が「最後までできなくても嫌いにならないでほしい」と辛そうに言うので
ここの部分を読んでいる限り、かなりお優しい彼氏さんなのかな、と思います。一方で、少しネガティブになりやすい方なのかな?とも思っていて。本人は裏でこっそり治療行為や薬を飲んだりなんとかしようとしているのかな、とも思っています。
その場合は待ってあげていいのかな、と思います。
期間の長さにもよりますね。
いくつかお伺いしたいのが
1、付き合ってどのくらいか
2、彼氏がEDになってどのくらいか
3、一度も挿入ができたことがないのか
4、彼氏はこっそり治療に取り組んでいそうかどうか?
のこの4点が気になりますので教えてください。
それからもうちょい話を深堀しましょう。
もちろん、この4点以外でも気になったことあればお尋ねください。
******************
J.Gさん:
ばしこさん、ありがとうございます!
すごくタメになります…ばしこさんもご経験があったんですね。
女性も、行為に乗り気であっても生理周期や体調によって全く濡れなかったり、痛かったりすることがあるので「心と体がバラバラ」な時のショックさや見透かされそうな怖さは少しだけわかる気がします。
周りに言っていないだけで男性で「その気はあるのに勃たない」という経験がある方は女性が思ってる以上に多いのかもしれませんね。
思い返してみると「気にしてないことを伝える」際、私はばしこさんのお話のお相手のようにさらっと態度で伝えられず、逆に腫れ物に触るような言い方になってしまっていたかもしれません。伝え方って難しいですね…
②のご質問について以下にお答えさせていただきます。
------------------------------
1、付き合ってどれぐらいなのか?
1ヶ月ほどです
2、彼氏がEDになってどれぐらいか?
定かではないのですが、私の前に付き合って関係があった方の時からしばしば勃たないことがあったらしいです
1年ほど前からかと思います
3、一度も挿入できたことがないのか? 数回できました。
ただ挿入後すぐに硬さがなくなり、動くとすぐ抜けてしまって行為が続けられません。
4、彼氏はこっそり治療に取り組んでいそうか
病院に行くのは金額的なこともあり尻込みしていましたが、できる限りのことはやっているようです。
------------------------------
②でばしこさんが言って下さったように、優しくてすこしネガティブになりやすい性格かと思います。
口数が多い方ではないので、もしかしたら私に伝えてないだけで治療も進めているかも
…とも思いました。 彼と話している限り、できる範囲のことはやっていると思います。
始めて1ヶ月なので、まだ焦らず待つことも大事かもしれませんね。
******************
ばしこ:
彼氏さんが一年治ってないのは結構長めですね。
ただ、男の自分が言うのもなんですが、男のプライドの殻って結構固いので…
これが向こうから「どうすればいいかな」と聞いてくれたり相談してくれるぐらいになればもう不安も何もないのですが、たぶんそこはプライドが邪魔して、そこはなかなか超えられないところだとは思います。
なので僕が言う「気楽な距離感」というのは、向こうから「こういうことしてるよ~」と話が出た時に、ふわっと「あ、こういうのもいいらしいよ~」とかるーくアドバイスする程度でいいのかな、と思います。
たぶん付き合ってから1カ月であれば、まだまだお互いわからない点も多いでしょうし、わからないところや不安点も多く、なかなかEDの話を面と向かって……というのは難しいと思います。僕なんかは、性の悩みやセックスの違和感があれば相手とその時にストレートに話をしますが、それは長く付き合っての積み重ね、というのもあるので……。
①かるーくたまに触れる程度
②がっつり面と向かって、お互い真摯に考える
のどっちかがよい方法だが、付き合って一カ月で②みたく、相手もこちらもすべて吐露するのは難しいかな…と考えての①です。
なので、「やっぱり自分としては、早めにここの部分は話をしたい…」というのであれば話してもよいですが、ただ、半端にではなく、がっつりお互いが話せる状況を作らないと逆効果になると思うので、やはりハードルは高いと思います。
なので、しばらくは彼氏さんの善意を信用してあげてみてください。
ただ、それで何カ月経っても改善が見られない、など、進展がない場合は、面と向かってがっつり話す時間を作って、J.Gさんの想いを漏らすことなくしっかり伝えれば違うのかなと思います。
また、「男の意見を~~」ということでしたので完全男側の目線で話をしたので、J.Gさんに課すものがめちゃくちゃ多くなってしまいましたが、それを全部背負って耐えろ!というわけじゃないですので。
なので、僕が「待ってみたら?」という提案をしましたが、「待てんぐらい辛いわ…もうむり…」って感じなのであれば、先に話した②がっつり面と向かって話す、をおすすめしますので、むりだけされないよう!!!
******************
J.Gさん:
ご返信ありがとうございます!
やっぱり一年は長いですよね…前の女性の時は「もしかして…?」ぐらいの認識だったらしいのですが、私と付き合い始めてから本格的にEDだと認識したみたいです。
ばしこさんのおっしゃる①のように、話題の流れでたまーに触れる程度で様子を見てみようかと思います。
私自身としては彼がEDなことははあまり気にならないんです。行為よりも一緒にいれることが大事だし…なので急かさず待ってみることにします。
まだ1ヶ月なのでなんでも話せる関係は築けてませんが、きっと一緒にいる時間が長くなれば信頼していろいろ話してくれるかもしれませんよね。
とりあえずセックスは二の次にして楽しいデートを積み重ねられるようにしてみます。
私に対してのお気遣いまでありがとうございます
ばしこさんのように茶化さずに真剣に相談に乗って下さる方に話を聞いていただけただけでずいぶん私の不安は軽減されましたし、アドバイスいただいた選択肢にぜんぜん負担は感じませんでした!
親身に相談に乗ってくださって本当にありがとうございます。
******************
※本内容は、相談者への最終チェックを経て、個人情報に配慮したうえで、やりとりの一部を隠したり変更して掲載しております。
補足
EDの相談でした。まだお付き合いして短いというところと、彼氏さんが変なプライドをみせず、ちゃんと向き合ってくれそうなタイプだなと感じたため、待ってみることをアドバイスさせていただきました。
それと別に、やはりED、気にされないのが一番なんですよね…(と、いっても、そうそう気にしないなんてことはできないけど…)
EDであることをごまかしたり、ナアナアにする男性は結構いるんじゃないのかなあとは思います。
やはり、そこの能力がないことをはっきり「ありません」と認めるのはかなりつらいものがあるので…
そもそも男性陣、性の話以外でも、「弱音を吐く」ということに相当慣れていないので…
例えば、「怒られにくいように、ちょっとだけかるーい感じで弱音をちょろっとだけ…」というつもりでちらっと出しても、「男ならそんなん無視せえwwwww」とか言われるのですよ。男は「しっかりせんかい」とよく言われてしまう。それが当たり前になってしまっているので。
今回それが性の話ともなると、なかなか難しいかなあ…
不思議なもので、立たないときは全く立たないんですよ、モノ。
ちょっとした緊張とかで立たないことがあります。
僕は以前、童貞を捨てそうになった時は、その緊張で、入れる寸前に立たなくなりました。
テンションも上がっていたし、なんでだったかはわかりません。
その後も、その相手とするときになぜか立たないことがありましたが、勝手に治っていました。
だもんで、文中にある「心と体がバラバラ」という感覚が、やはりちょっと怖いと思ってしまうのかなあと、ふと。
うーん、でも、いきなりたたなくなる原因ほんまわからん…不思議…なぞなぞ。
おわりに:意見・ご相談募集
本件の意見を募集いたします。
・EDになったことがある男性の、その時どう思ったか?のお気持ち
・ED彼氏と付き合ったときどうしたか?
などなど。
また、本件のような、ご相談も募集しております。
ご相談については、主に「恋愛や性について、男性側の素朴な意見が聞きたい」というものがメインとなります。
医学的知識はないので、実践的な解決方法というよりかは、意見を聞きたいというかた向けの相談室になります。
それでよければ、恋愛、性、それに対する考え方など、何でもかまいません。
相談主も、男性、女性、トランスの方、どなたでもかまいません。
ご相談は、メール(ishi84ko@gmail.com)またはツイッター(@wahoo910)にお願いいたします。「こんなこと、聞いてもいいですか?」でもOKです。
僕は性に関しては紆余曲折あり、ぶっとんだ経験もしており、ぶっとんだ相談でもたいてい聞けますのでどうぞ。
また、非モテの期間も長かったため、非モテに対する相談もOKです。
よくありがちな「非モテなのはお前が悪い!」みたいな、説教は避けますので(相談者が説教してくれといわれたらまた考えますが・・・)
「こんな相談しても怒られるだけや・・・」
と思わず、どうぞなんでもお持ちください。
コメント欄は承認制にしており、誹謗中傷と判断したものは相談者への配慮のため削除させていただきます。
ばしこ氏個人への意見(相談の答え方などに関する指摘)は、コメント欄への投稿ではなく、メールやDMでお願いいたします。
また、ご意見・ご相談に関して、公開したくない場合、メールやDMでもご意見お受けいたしますが、本記事のご意見の場合は内容により相談者へお伝えしたり、記事化させていただきますが、その一切の権利は意見を投稿してくださった方に帰属し、その方の要望(名前は隠してくれ、個々のエピソードは知られたくないから隠してくれなど)をすべてお応えいたします。それでも、やっぱり気が変わったから掲載はやめて、という形でもOKです。その場合は、掲載や第三者への開示は一切いたしません。
また、記事化するとしても、かならず意見を投稿してくださった方へ記事の最終稿をお送りしてからの掲載となります。
無断での記事の投稿や、ツイッターでのつぶやき(こんな相談があって~、とか)、一切行いませんので、なんでもご相談ください。
自分で「くだらない悩みだ・・・」と思ってしまうような悩みでもかまいません。一行でもかまいません。
心の声をお聞かせください。
以下書籍は参考にどうぞ。
性を真面目に語る 第一回 ~性の哲学対話が、性を知る近道~
性を真面目に語る。
男の自分はあまりできた記憶がない
男性とやると、からかわれ、自慢話として扱われ。
女性にやろうにも、セクハラになりかねない。
いかようにすれば性を真面目に語れるかを考えていく連載。
そのきっかけともなる第一回は、11/22(金)の駒場祭で行われた”こじらせ東大生の恋愛相談”の中での「哲学対話」に関して触れる。
・きっかけ
今回は「こじらせ東大生の恋愛相談」の、哲学対話に参加してまいりましたのでそのレポでございます。
(哲学…といっても全然かたくないよ)
これがね、とても
性を真面目に語るにはとてもとても大事だ!?!?!?
と強く感じたので、いち早く共有したいと思い。
さて、この一週間いろいろありまして。
僕のこの何気ないツイートに…
ファッ!?!?!?!??!?!?
AV監督で文筆業にも近年力を入れられている二村ヒトシさんにRTいただく。
先日のバズでいろんな方に(特に髙崎順子さんに…)RTいただいたので、その流れで見知っていただいた様子。
そしてその後こんなツイートが。
※この時点で開催8日前
東大の駒場祭にて、なんと二村ヒトシさんを交えた哲学対話をやるとのこと。
10~15人で一緒に語れるとな!?!?!?!?
行きます。
即行きます。
飛行機取って。
ホテル取って。
仕事?(知らない子ですね…)
ほい。
離陸!!!
到着!!!
ほい。
3枚で東大につきました。ええ。
二村さんからお誘いを受けた(と勝手に解釈をした)のでいくしかないでしょということですべて勢いでやってまいりました。
まあ、なんとかなるもんやな。
仕事?僕ニートですよ(大嘘)
・イベントの詳細
さてここでイベントの詳細をお話ししましょう。
駒場祭までいよいよ1週間!
— こじらせ東大生の恋愛相談会@駒場祭2019/11/22(金) (@kojirase_ut) November 15, 2019
ということで当日のタイムテーブルを公開します。
是非来てください!!!
日時:11/22(金) 10:00~18:00
※9:30受付開始
場所:東京大学駒場キャンパス1323教室(13号館2階)
途中入退場自由、各セッション完全入れ替え制、無料カンパ制
撮影禁止 pic.twitter.com/WULSZwXLs8
こんな感じで、桃山商事の方々、二村ヒトシさん、佐々木ののかさん、トミヤマユキコさん……と名だたる面々が並んだ講演会。
だけではなく。
この2部で「哲学対話」をやるのです。
その詳細を以下に書かさせて頂きます。
会場の1323教室です!
— こじらせ東大生の恋愛相談会@駒場祭2019/11/22(金) (@kojirase_ut) November 21, 2019
巨大な教室で、改めてドキドキしています……💦
お客様が、その場でも感情や思考を揺さぶられ、駒場祭後も考えてしまう「おみやげ」を持って帰れるような、そんな企画になると信じています。
だからこの大教室がいっぱいになるくらい沢山の方々に、セッションが届きますように。 pic.twitter.com/WcbgoGRDcN
(※撮影禁止につき、公式ツイート以外の写真ありません。ご了承を)
まずこのくらいの教室で。
そして今回の哲学対話はルールがいくつかありました。
①机に座ること
座る!??!!?
「東大」の「哲学対話」というだけでガチガチにキンチョーしてた僕ですが、わりといけそう感してきてました。
お互いの壁をなくして話しやすくするためだそうです。
なので、講義用の机にみんなで座り、真ん中あたりで輪になって話をしました。
足をぶらぶらさせて話す感じで…これいいのか…と思いつつ。
しかし哲学対話発祥の梶谷真司教授が直々にそうしてくださいと言われたらそりゃいいでしょとしか言えず笑
②発言の際は以下のルール通りに
・ボールを持つこと
・他の人の発言を遮らない
・次に発言したい人が挙手をする
・次の話者は、現在の話者が決める。
まあここはざくっと。話者は小さなボールをもって話す。
議論があっちゃこっちゃでごちゃまぜにならないように。発言はその人だけがする。
それで、その人が話している最中であっても、次に話したい人は手を上げる。
話者はべつに話を止める必要はない。
そして話終わったら、その時点で例えば2人手を上げていたとしたら、「この人!」というほうへ、話者がボールを投げる。それで次の話がまた始まる。
③以下のルールを守ること。
・何を言ってもいい
・人の言うことに否定的な態度を取らない
・聞いているだけでもOK
・お互いに問いかけるようにする
・知識ではなく、自分の経験に即して発言する
・話がまとまらなくていい
・意見が変わってもいい
・分からなくなってもいい
これが非常に重要でした。
まず、ルールといっても縛りは少ないんですよ。
むしろ「こうしてもいいよ」という許可の意味合いのものが多く。
縛り、と言えるものはこの三つでしょう。
・人の言うことに否定的な態度を取らない
・お互いに問いかけるようにする
・知識ではなく、自分の経験に即して発言する
二つ目の「お互いに問いかける様にする」というのは、自身が納得できないお話や、気に食わない話であっても、一つ目の「否定的な態度を取らない」と合わせて、「それはどういうことか?」と詳しく聞き出すのです。
この前ツイッターでちょうどいい一例があったので掲載します。
僕としては、これは
・人の言うことに否定的な態度を取らない
・お互いに問いかけるようにする
のどちらもクリアーしたと思えますね。
いや、”お互いに”はクリアしてないですね…ただ、こちらからの問いかけは成功かなと。
そしてこの先に得られるのは、「受け入れられる」のではなく、「納得ができる」ということ。
このツイートの例で言うと、僕は彼の、「暴言を吐き続ける」ということが理解できないと思う。
しかし、「あ、彼は暴言を吐きたいという欲があり、それを吐くためだけにこのツイッターをやっているのか」「別段、僕の記事に具体的に知性のなさを感じたわけではないのか」というところは、納得することができる。
このロジックがわかる・わからないは大きな違いがあるのです。
僕がこのロジックをわかっていなかったら「僕はそんなに頭が悪い記事を書いたんだろうか…?」「一部の人を不快にさせる表現だっただろうか…?」と悩んでいただろう。
少なくとも、それは消えた。
「相手に対して否定的な態度を取らずに」「問いかけを起こした」ということですね。
(※ただし、向こう側からの「頭悪すぎて草」という問いかけ自体は相手の否定になるため、この一連の会話自体は哲学対話には全くなっていないのはご注意。あくまでも参考程度に)
・知識ではなく、自分の経験に即して発言する
これもとても効いた。
東大生ともなれば知識が豊富な方が多いが、それをし始めると、知識がない方はさっぱりしゃべられなくなってしまう。
それは東大でなくてもしかり。
むしろ、僕も読書会なんかに参加してるとよく思う。
ここは「東大」とわかっているが、そうではなくて、参加者ごちゃまぜのところでやったら? 誰が自分より詳しい知識を持っていて、誰が知らないかがわからないから、自分がおいてけぼりくらったり、逆に他人をおいてけぼりにしてしまったりする。
読書会なんかで、教員が2人いて学校界隈の深い話に話が発展して他が置いてけぼり…とかたまにある光景だ。
・哲学対話の中身と感想
さて、そんなかんじでいざ実践。
テーマ:「なぜ経験人数が気になるのか?」
真正面に二村さん、お隣に佐々木ののかさん…という状態でヒエーと思いながらも、話は進んでいく。
まず、このテーマの元となった方が発言
(※撮影・録音禁止につき一部うろ覚えなので、ミスあるかもなのでご了承願う)
相談者A「僕は経験人数が4~5人がちょうどいいと思っていて。多いと嫌だ。だけど、0だとめんどくさい。なので、この人数がいい」
とのこと。
ほー。
そして、それを受けて、みなさんからこのテーマからどういう疑問があるか?を洗い出します。
すると以下のような形に。
Q、経験、とはどういう意味か
Q、なぜ恋愛では経験が問題となるのか
Q、遊びの20人と真面目な一人、どっちが気になるか
Q、「気になる」とはどういう意味か
Q、自分が気にされたらどう感じるか
Q、誰の(まだ友人関係の子、親密な関係になった子、付き合う寸前の子、など)経験が気になるのか
Q、どういったシチュエーションでその話をするのか
Q、面倒くさい、とは何か
Q、人数のちょうどよさ、の基準は?
Q、相手の人数をどうやって知るか
Q、相手が言った人数を信じるのか?
Q、どうやって相手の人数を知るのか?
etc.........
このようにずらずらっと質問が並び…
そうして、ある程度「経験に関する質問」「人数に関する質問」「気になる、に関する質問」と分類わけされ、その中から多数決でどの疑問に触れるか考える。
どれだったっけな、多数決で選ばれたの…
というのも、この哲学対話、別にまとめる必要はないし、しかもここで多数決で選ばれた疑問に答えを出す必要はないし、しかもこの質問に縛られる必要もないんですよ。あくまでもスタートライン。
だからあんまり覚えてない…笑 経験に関して、だったかな・・・???
別に就活のグループワークみたいに役割なんていりません。リーダーもいりません。
(※一応、最低限ルールを守っているかどうか、指摘する人はいたほうがいいかもですが、それ以外は不要)
梶谷先生曰く
ルール通りやれば5歳児と60歳のおっさんが一緒に話せる会
だそうです。
さすがに会が全体的にどういう流れで進んで、どう終わったか、まではメモしきれなかったので割愛しますが、僕にとって
お~!これなら性の話を、お互い真面目に話せる!!
と思ったポイントを記載しますね。
・割り込みがない=からかいもない、話が中断しない
・否定もないので、話がしやすい
・案外、否定しそうになっていた自分に気づく
順番に説明しましょう。
・割り込みがない=からかいもない、話が中断しない
・否定もないので、話がしやすい
まずこの2点なんですが、まず性の話って「からかい」や「否定」、想像以上に多いんですよ。
もちろんセクハラは論外にしても、そういう「相手の想いを無視して別の方向性に話を持っていく」ことが多いんです。
真面目に性の悩みを語ってからかわれたり、セクハラまがいのことを言われたり。
性を語らう場、難しくって、まえ「真面目に、異性とはまずセックスしてから付き合いたい。相性見てから」って話をしている人がいて、見た目もチャラっぽかったから余計に「チャラ男じゃーん笑」とか言われて全然話掘れなかったけど、本人の言い方からホントにそれ気になってたんだなと。
— ばしこ氏@ (@wahoo910) November 11, 2019
本人はそんなことわかっていて、わかっているからこそ、この同じ想いを持つ人はいるか?と思っていったのに、結局酒のネタにされ、本人もすぐ切り替えて笑いのネタにしてたけど、あれはホントの悩みなんだ。
— ばしこ氏@ (@wahoo910) November 11, 2019
けど、セックスは笑いのネタになってしまう。どうすればいいのだ…………
この一連のツイートを見てほしい。
これは僕が参加した読書会で実際に起こったことなのですが。
これは最初の男性の、「パートナーは性の相性も大事にして考えたい」という悩みに茶々が入った格好ですね。
こういうことがえてして起こりがち。
男性ですらこういうことが起こる。
女性の悩みは僕では想像もつかないが、少なくとも同性にしか話せないだろう。
セクハラ被害にあいかねないし。
こういうことが哲学対話ならば起こらない。
割り込みもないし、相手を否定しないから。
だから、こちらも堂々と話すことができるし、逆に皆も堂々と話すことができる。
からかいは気にしなくていい。
議論の方向性も気にしなくていい。
・案外、否定しそうになっていた自分に気づく
ここですね。僕も気づかなかったなこれ。
最初の相談者Aさんが「経験人数4~5人以下はやだ!」という話があり、「どうやってわかるのですか?本当かわからないのでは?」という話に対して「自分の中で確固たる分析方法があり、それにもとづいて算出している」と言われ、結構経験人数にマジでこだわりあるやつだ!!??!?!と思い。
「それって君が経験少ないだけじゃね?経験重ねたら変わるやろ」
とふと思ってしまい。
おおおおいおいおい。
そう思ったが、今回の場所は否定はダメ。
発言を飲み込んで、いろいろ考えを練り直す。
そうして発言を訂正。
「では、その予測を外れる人がいたらどうしますか? 例えばあなたの予測では4~5人、本人の申告も4~5人、それであなたもしっかり納得している状態で、しかし実際は20人だった場合に、あなたは嫌いになるのかどうか、です」
「経験が少ないだけじゃね?」をかみ砕くと、「自分が「この子の経験人数は数人」と思った相手が十数人だったことあったし」という言葉が裏にあって。
さらにそれを砕くと、「そういう人間がいることを知ってほしい。そういった人に会った経験がないだけで、経験があれば変わるのでは?」ということ。
じゃあ、それをぶつけてみよう。
となった。
そうすると、何回かそこから別の人からも含めてやりとりはあったものの
相談者A「自分が会っていないだけで、そういう人に会ったら変わるかもしれません」
という形に落ち着いた。
これ難しいな、と改めて思った。
いや、本人が考えを変えたからOK、とか、そういう話ではない。
性の話、セクハラマンとからかいマンをなんとかすればなんとかなると思ったが、性の話って結構各々にこだわりがあるから、これめちゃくちゃぶつかりやすいんだなと。
かつ、女性からしたら理解しがたい男性の思考、あるいは、男性からは理解しがたい女性の思考…というように、男女の隔たりもかなり大きい。
なので、これ哲学対話ではなく単純に議論なだけであったら、相談者Aはボコボコにされていたんじゃなかろうか……しかしそれでは、別段何も生まれないのである。
そして、恋愛話はイキリポイントが爆稼ぎできてしまうところにもある。
僕の先ほどの「経験人数少ないだけじゃね?」もはっきり言ってイキりポイント稼ぎに言っている。無意識で。
そうやってマウントの取りあいにもなりやすい。
相手の話を、訂正したがる。
自分のほうが知っている、自分が正しいと、ついつい言いたくなってしまう。
仮に僕があそこで「経験人数少ないだけやろ」って言っていたらどうなっていただろうか?
たぶん、Aさんは「僕はきっちり予測できます」、僕は「いいや、それは間違っている」と、言い合いになって話が進まなかったかもしれない。
「相手を否定しない」というルールが、自然と自分の言葉をかみ砕いて、相手に細かく、わかりやすく伝えるためのルールにもなっていたのだ。
否定になると単純な言葉で済んでしまうからね。
そして、この会がとてもよかったのが、二村さんのお言葉を借りると
「言い合いや否定ではなく、一つの課題に皆が一つの脳になって考えることができる」
というところがとてもよき、でした。
言い合いで打ち負かす、ということではなくて、本人の悩みをどう解決できるか?という形になっていて、その本人の理論が間違っている!論破! では、本人がしょんぼりするだけで解決に至らんだろう。
そういう意味で、とても有意義な会になったと、僕は思った。
・これからの性の議論で必ず重要になる
僕は今回この哲学対話を実践して、性の問題に関して言えば、とても重要になってくるな、という感覚を強く覚えた。
どうにもこうにも、性の話はどうやったってぶつかってしまう。
かなり個人的な、パーソナリティな部分につっこむので、衝突が起こる。
最近(2019/11/25時点)の生理ちゃんの話題だってそうだろう。
必ずしも男性と女性との間で隔たりがあるわけではない。
女性同士の中でももちろん隔たりがある。
そして、僕が文中で例をあげたような、男性同士の中でも隔たりがある。
今後、色んな議論があるたびに、この哲学対話は実践していきたいと思った。
ネットの炎上ネタがゴロゴロころがり、ギャーギャーと怒号のやりあいになる前に、こういった議論を挟みたいなあ。と思った。
そして、よーし、福岡でもこの性の哲学対話を広げるぞー!と思った。
頑張っていきましょう。
そしてこの考え方の根本は、ネット上で議論する上でも必ず重要になると思うので、もっともっと知っていただけたらいいなと思った。
ネットのスカイプでできたりしないかなー、、、哲学対話。
・おまけ
講演最後のほうに「全体を通して何か質問がありますか?」というタイムがあって、結構時間あるのにあんまりみんな手を上げなかったので思い切ってぶっこんで、
「メサコンこじらせすぎて、職場の無能おっさんがかわいく見えてきた。自分経由でしか他の営業さんに話しかけることができない事務のおっさんとかが、説教こいてきて「えっ…その身分で偉そうにできると思ってるの…愚かかわいい~~~!!!」となってヤバイ。そういうおっさん多い」
という相談(マジで)をしたところ
トミヤマユキコさんからは「オタサーの姫じゃん…」と言われ
二村さんからは「まあ案外それでおっさんイケることもありだから、いいんじゃね?」「たぶん綱渡りなんとかできるよ君笑」と言われました笑
でもおっさんと寝るのは…ううん……職場のおっさんにそこまで価値はないなあ…笑
適度に姫満喫して終わろう……笑
なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか (文庫ぎんが堂)
- 作者: 二村ヒトシ
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2014/04/10
- メディア: 文庫
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このサイトについて
固定ドメインを取っているブログ、「言葉は水物、すぐに死ぬ」を3年ほどやっておりましたが、6000RT前後のバズもおこし、はてなブログのトップに載ったりと、やりたかったことは多少できてきており(https://www.845blog.com/)。
ただ、単発で記事が評価されるだけだとなかなか横の広がりがないっちゅうのと、自分で「言葉は水物、すぐに死ぬ」で色々活動していて、「こういうことにしっかり力を入れたいな」としっかり方向性が定まったので、本サイトを立ち上げました。
・コンセプト
上の記事がバズったのも一部きっかけになっています。
記事内で語っているんですが、圧倒的に男性は、性に関する問題について、知らないことが多い。
それは女性の体のこともそうですが、男性自身の体のことも全然知らなかったりするし、女性がどう思うか?というところも抜けていたりする。
そして、「女性の発信する性と恋愛のメディア」はたくさんありますが、まだまだ男性が発信するものが圧倒的に少ないということです。
あるにはありますが、セックス論を語るものであったり、モテ論を語るものが多く、そうではなくて、「普段、男性はこういうときにどう思っているのか」という赤裸々な部分の開示が圧倒的に少ない、と思っております。
男性目線で、かつ、男性の相談に乗る場所。
そして、できればなんか「200人の女を抱いた男が相談に乗ります…」みたいな、ドヤ顔イキりマンのメディアでなく、寄り添ったメディアを作りたい。
と、なんだかふわっとしていますが、取り急ぎ立ち上げました。
医学的な観点や、理性的なお話よりも、男目線の、主観の意見をできるだけ大事にして書いていく予定です。
・投稿募集
以下のような内容を募集しています。
※すべて、筆者の、男性から見た主観を含めてお話します。
なので、「医学的なことはわかったが、男性の気持ちがわからない…」
「同じ男性同士では周りに聞きづらいことがあり、これを男としてどう思っているのだろう…」
といった、なかなか聞けない男性の素の部分を聞きたい、という方に向いているかなと思います。
・恋愛相談(男性が望ましいが、女性も可。ただし、筆者は非モテをなんとか抜けた程度なので、筆者のみで解決が難しい悩みは女性からの意見も交えて回答します)
・性の悩み(体のこと、相手のこと、必ずしも恋愛に絡めなくてもよいです。こちらもできれば男性が望ましいです。女性の場合、「男性の体に関して」であれば可です)
・自分語り(自分が吐き出したい性のこと、恋愛のこと、教えてください。)
全ての相談内容は基本的に記事にいたしますが、プライバシーの観点から一度必ず相談者に完成記事をお見せしたうえで、チェックしていただき、問題なければ記事にいたします。相談者様の許可が出ない記事は掲載いたしません。すべて、相談者様のご希望通りに伏字・エピソードの一部省略をしたうえで掲載いたします。
内容により、Skypeなどの通話で詳しくお伺いする場合もあります。(こちらも、許可が出なければ行いません)
以下のメールアドレス、またはツイッターのDMでお待ちしております。
ishi84ko@gmail.com
・製作者募集
企画アイディアと協力者はいらっしゃるのですが、HPデザインの部分が全く皆無です。当方素人につき、金額提示いただければそれになるだけお応えしようと思いますので、よろしくお願いいたします。
また、ライターに関しても、興味がある人がいらっしゃればメールください。
(しかし収益化のめどが立っていないため、単発でお願いする形になると思います)
コンセプトに関して詳しく聞きたい、などでも結構です。お気軽にどうぞ。